豊能町(一品マーケット)

大阪府の北部、北摂の山々に包まれた豊能町は、自然と文化、そして人々の暮らしが心地よく調和するまちです。標高400〜600mの高原に広がる豊かな森と澄んだ空気が、訪れる人の心をそっと癒してくれます。

町の約8割を占める森林には、天台山や光明山、戸知山などの美しい山々が連なり、季節ごとに表情を変える風景が、地域の日々の暮らしに彩りを添えています。町の木「杉」、町の花「たんぽぽ」、町の鳥「ウグイス」も、自然と人が寄り添いながら生きるこのまちの姿をやさしく象徴しています。

この地はまた、戦国時代を生き抜いたキリシタン大名・高山右近の生誕地としても知られています。信仰と正義を貫き、領民を思いやる姿勢を貫いた右近の精神は、今も町の文化や人々の心に息づいています。高山地区には右近の生誕碑や夫婦像が残され、歴史と信仰の記憶が静かに語り継がれています。

豊能町は、風景や歴史だけでなく、人のつながりと地域の力が魅力です。支え合いながら未来を見据える人々の営みが、町に新しい風を吹き込んでいます。今回の「一品マーケット」には多くの事業所が参加し、出会いと交流を通じて、豊能の元気が広がっていきます。

↓ 昨年のポスターと風景 ↓